取引銘柄の紹介(工業品)1

通貨としての側面を併せ持つ「金」、デイトレーダーからも人気が高い「ガソリン」など、商品先物取引には色々な銘柄があります。ここではその銘柄を紹介していきます。商品先物取引を始める場合に詩文のトレード戦略や、スタイルを踏まえたうえで参考にしてもらえるとうれしいです。

 

 

「金」は年間約2,500トン(供給量の約62%)もの量が鉱山から新規採掘されています。現在、最大の産金国・南アフリカの鉱山では、地下3〜4kmの深さまで採掘されており、地中の採掘作業現場に着くまで1時間以上もかかるほどの地下で採掘されています。さらに強力な冷房設備を利用しても坑内温度が40度もあるため、採掘にはそうとうの労力が必要なのです。このような理由もあり、南アフリカの生産コストは他の国々よりも高くなっており、同国のシェアは縮小傾向にある一方、07年には中国が産金量世界一となる可能性が出てきています。金鉱石に含まれる「金」の含有量は鉱山によって違うのですが、およそ1トンの金鉱石に100グラム程度の「金」が含まれているといわれます。

 

このような「金」ですが、世界の現物取引の中心は、「金」取引のメッカ、ロンドンを基点に世界中で行なわれているロコ・ロンドン取引と呼ばれている大口の現物取引になっています。先物取引では、NY商品取引所(COMEX:NYマーカンタイル取引所NYMEXの一部門)に上場されている「NY金」が世界一の取引規模・参加者数を誇りっており、これが国際的な価格指標となっています。日本でも東京工業品取引所に「東京金」が上場されていますが、「NY金」価格に密接に連動しています。 世界各地で24時間絶え間なく取引される「金」市場において、日本の「東京金」はアジア地域の重要な価格指標となっています。

「銀」は、鉱山での新規採掘量は年間約20,000トン(供給全体の約70%)で、銀鉱山からの生産の他、「金」など他の鉱石を精製する際に得られる副産物としても生産されています。 特に「銅」や「亜鉛」、「鉛」精製時にでる副産物として生産される割合が高く、非鉄金属の採掘量が「銀」の生産高に影響を与えています。現在、最大の「銀」生産国はペルーですが、圧倒的な生産シェアはもっていません。供給に占めるリサイクルの比率は約20%(約5,800トン)となります。このようなリサイクル分野では特に、写真フィルムは回収や、再生のシステムが確立しており、このことは「銀」の安定供給に貢献しています。その他、公的機関の売却が約2,100トンなど、合わせて年間約29,000トンが供給されています。

 

そして、世界の「銀」現物取引の中心は、「金」現物取引の主流でもある、ロンドンを基点に世界中で行なわれているロコ・ロンドン取引です。先物としては、NY、東京などの先物市場に、「銀」先物が上場されています。 NYでの「銀」先物はNY商品取引所に上場されており、売買の活発さを欠く時期もあるのですが、「伝統的に、ファンドが“買いを好む”銘柄」ともいわれ、また、“インフレが進む時には、「金」に先んじて買われることが多い”という理由などから、一度動意づけばダイナミックな動きをする市場として根強い人気があります。日本では東京工業品取引所に「東京銀」が上場されています。特徴としては値動きが乏しい場合、売買量が極端に落ち込む傾向にあります。

 

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Last update:2016/7/8